【韓国ドラマ感想】「鬼宮」悪神との恋が切ない…ユク・ソンジェの憑依ロマンス時代劇

韓ドラレビュー/特集

韓国ドラマ時代劇『鬼宮』は、放送当時から話題になっていた作品。

韓国での視聴率は、初回全国9.2%、最高10.7%を記録し、2025年SBSドラマの初回最高値を更新、同時間帯1位を獲得し人気が高かったようです。

日本では、SNSで「面白い」という声と「好みが分かれる」という声があり、評価が少し割れている印象があり、少し観るのを迷っていました。

でも、時代劇好きとしてはおさえておきたい作品。

U-NEXTで見放題配信が始まったことをきっかけに、私もついに視聴しました!

実際に観てみると、鬼や呪いが絡むミステリーに、切ないロマンスが重なる独特の世界観が魅力的。

とくに、ユン・ガプと悪神カンチョリという“同じ姿の二人”を演じるユク・ソンジェの憑依演技は見どころです。

さっそく、韓国ドラマ『鬼宮』のあらすじや実際に観た感想をネタバレ控えめにまとめます。

気になっている方の参考になればうれしいです。

1.あらすじ

幼いころから悪神カンチョリに付きまとわれてきた少女ヨリ。

そのせいで唯一の家族だった祖母を失い、周囲からも疎まれ、孤独な人生を送ってきた。

そんな彼女の心の支えになってくれたのが、幼なじみのユン・ガプ。

「お前は悪くない」その言葉に救われ、ヨリは生きる希望を持つことができた。

それから13年。再会を果たした二人だったが、ユン・ガプは何者かに襲われ命を落としてしまう。

そして、信じられないことに――
彼の体に憎み続けてきた悪神カンチョリが憑依してしまう。

愛する人の姿をした、憎むべき存在。

ヨリは戸惑いながらも「ガプの体を守るため」カンチョリと行動を共にすることになる。

2.作品情報

  • タイトル:鬼宮(原題:귀궁 Gwigung)
  • ジャンル:時代劇/ファンタジー/ロマンス/ミステリー
  • 放送期間:2025年4月18日〜2025年6月7日
  • チャンネル:SBS(金土ドラマ)
  • 配信:日本ではU-NEXT等で配信中
  • 話数:全16話(※U-NEXTでは1話約30分の全32話で配信)
  • 演出:ユン・ソンシク 『花郎』『哲仁王后〜俺がクイーン!?〜』
  • 脚本:ユン・スジョン 『王の顔』
  • 主な出演者:ユク・ソンジェ(ユン・ガプ 役/ カンチョリ 役)、キム・ジヨン(ヨリ 役)、キム・ジフン (国王 役)
  • 原作:なし(オリジナル脚本)

宮廷を舞台に、鬼や霊が関わる怪事件と、運命に翻弄される男女の関係を描くファンタジー時代劇。
サスペンス要素とロマンスが交錯するストーリーで、韓国でも話題になった作品。


まずは雰囲気をチェック!公式予告で物語の空気感をどうぞ!

鬼宮〜予告編

3.結論(観るのを迷っている方へ)

時代劇好きなら、チェックしておきたい“ちょっと異色”のファンタジー時代劇!

王宮を舞台にした怪奇ミステリーに、切ないロマンスが絡み合う物語は、重厚な歴史ドラマとはまた違った魅力があります。

ただ、鬼や呪いといった怪奇要素や独特の設定も多いため、韓ドラ初心者には少し好みが分かれるかもしれません。

一方で、時代劇やファンタジー要素のある韓ドラが好きな方には、世界観にハマる可能性が高いと思います。

「いつもの時代劇とは少し違う作品を観てみたい」そんな方におすすめのドラマです。

■ ユク・ソンジェの“憑依演技”がすごい

ユク・ソンジェが演じるのは、優しく誠実な青年ユン・ガプと、その体に憑依する悪神カンチョリ。

つまり、同じ姿でありながらまったく違う人物を演じ分ける役どころです。

穏やかで思慮深いユン・ガプに対して、カンチョリはどこか粗暴で自由奔放。

特にカンチョリがユン・ガプの体に入ってから、人間の五感を楽しむ様子はコミカルで最高!

ちょっと「暴君のシェフ」の演出と似ています。

憑依する前のカンチョリ(キム・ヨングァが冒頭のみ演じています)は、イマイチ好きになれませんでしたが、ユン・ガプが演じるかわいい悪神は、どこか憎めない…

最後の方で、ユン・ガプ と カンチョリ の二人が1つの身体の中で言い争っているシーンは、重大な状況なのにおもしろくて思わず笑ってしまいました。

そんな複雑なキャラクターを魅力的に見せているのは、ユク・ソンジェの演技力あってこそ。

■ヨリの強さ

ヒロイン、ヨリを演じるのは キム・ジヨン。

ヨリは、一流の巫堂の力を受け継ぐ女性。

幼いころから悪神カンチョリに付きまとわれても、ヨリは決して負けません。

自分の運命から逃げるのではなく、鬼や呪いに立ち向かおうとする姿に、芯の強さを感じます。

その強さが現代女性の感覚に近く、今時の時代劇だなぁ、と感じました。

■ 実は王様の“憑依演技”もスゴイ

意外と目が話せなかったのが、王様イ・ジョンを演じたキム・ジフンでした。

過去の因縁に正面から向き合う姿や、王妃を大事しているところも好感が持てます。

はじめましての俳優さんでしたが、王様役がすごくハマっていてカッコイイ!

しかも取り憑かれた演技が凄すぎた!

本当に惹きつけられるので、ぜひ観てほしいポイントです。

■ 脇を固めるキャストたちが個性的すぎる!

ちょっとこのInstagramを見てほしいのですが、、、すごすぎませんか?

韓ドラではおなじみの、めちゃくちゃ個性的なメンバーではないですか!

鬼宮は、脇キャラのクセが強くてかなり個性的に描かれています。

特に白目をむいてるキム・サンホ 演じるキャラクター。

キーキーと高めの声で話す場面が多く、憎らしい役柄で独特な雰囲気を醸し出していました。

他にも、存在感のある演技で知られる アン・ネサン、コミカルな演技が光る キム・イングォン 、コミカルからシリアスまで幅広い役をこなす チャ・チョンファ、強烈なキャラクターで印象を残す イ・ウォンジョン 、そして重厚な演技で物語に深みを与える ソン・ビョンホなど、実力派俳優たちが顔をそろえています。

こうした個性派キャラクターたちが登場することで、怪奇要素のあるストーリーにも厚みが生まれ、世界観がより印象的なものになっているんですよね。

■ 悪神カンチョリがだんだん愛おしくなる

気づけば一番気になる存在になっていたのが“悪神カンチョリ”でした。

最初はヨリを苦しめてきた存在で、どこか粗暴で傍若無人。

正直なところ「かなり嫌なキャラかも…」という印象から始まります。

ところが物語が進むにつれて、その印象が少しずつ変わっていきます。

人間の感情に戸惑ったり、ヨリのことになると妙に不器用だったり。

ぶっきらぼうなのにどこか憎めないところがあり、気づけばカンチョリのことを応援している自分がいました。

さらに、ヨリのそばで13年もの間見守ってきた存在だとわかったときには、このキャラクターの見え方が一気に変わります。

憎むべき悪神なのに、どこか切ない。

最初は反発し合っていたヨリとの関係も、物語が進むにつれて少しずつ変化していきます。

この二人の距離がどうなっていくのか――それも『鬼宮』の大きな見どころのひとつです。

■ 少し気になったポイント

『鬼宮』は怪奇ミステリー、ロマンス、そしてコメディ要素も混ざり合った作品のため、そのバランスが少し中途半端に感じてしまったような気がします。

シリアスなのか、コメディなのか、、、うーん、みたいな。

カンチョリというキャラクターの魅力を考えると、個人的にはコメディ寄りの演出に振り切ったほうがもっと面白かったのに…と思いました。

4.まとめ “悪神との恋”という少し不思議な物語

『鬼宮』は、鬼や呪いといった怪奇要素とロマンスが組み合わさった、少し異色の韓国時代劇。

王宮を舞台にしたミステリー、個性的なキャラクターたち、そして切ない三角関係が絡み合い、独特の世界観を作り上げています。

最初は戸惑う部分もありましたが、物語が進むにつれてキャラクターたちに惹き込まれ、気づけばカンチョリの行く末が気になっている自分がいました。

最後に、私の独断と偏見で本作をおすすめしたい人をまとめます。

こんな人におすすめ

  • 韓国時代劇が好き
  • 怪奇要素のあるドラマが好き
  • ユク・ソンジェの演技を見たい
  • 少し変わったロマンスが好き

逆にこんな人には合わないかも

  • 王道ラブコメを期待している
  • コメディかシリアス、どちらかに振り切った作品が好き
  • ホラー要素が苦手

王宮に潜む鬼の謎、そしてヨリとカンチョリの関係の行方。

気になった方は、ぜひ一度この不思議な物語をのぞいてみてください。

U-NEXTでは無料トライアル(初回約31日)もあるので、気になる人はチェックして!