「君の声が聞こえる(2013年)」「ピノキオ(2014年)」などを見て、イ・ジョンソクの魅力にハマった人も多いはず。
イ・ジョンソクのファンなら、これは見逃せません!
私も「ビッグマウス」以来、ずっと楽しみにしていました。
早速感想を書いていきます。
1.あらすじ(ネタバレなし)
ソウル・瑞草洞(ソチョドン)は、韓国の法曹タウンと呼ばれる場所。
弁護士事務所や法律関連の機関が集中する街で働く、5人のアソシエイト弁護士たちが主人公です。
彼らはそれぞれ違う背景や価値観を持ちながら、日々の案件やクライアントに向き合い、時にはぶつかり合い、時には助け合いながら成長していきます。
裁判の緊迫感だけでなく、仕事終わりに一緒に食卓を囲む時間や、仲間との何気ないやり取りなど“人間くさい”瞬間も描かれるのが、このドラマの大きな魅力。
「法」と「人間ドラマ」、二つの視点から弁護士という仕事をリアルに描くヒューマンドラマです。

2.作品情報
- タイトル:瑞草洞<ソチョドン>(英題:Law and the City)
- ジャンル:法廷ドラマ/ヒューマンドラマ
- 配信開始日:2025年7月5日(土)~(日本独占見放題配信)
- 配信:U-NEXT
- 話数:全12話(1話約70分)
- キャスト:イ・ジョンソク、ムン・ガヨン、カン・ユソク、リュ・ヘヨン、イム・ソンジェ
- 脚本:パク・ソヨン(現役弁護士)
- 演出:イ・チャンミン(『マイ・ディア・ミスター』『ある日〜真実のベール』演出補佐経験)
3.結論(観るか迷っている人へ)
『瑞草洞<ソチョドン>』は、イ・ジョンソクのファンは必見!安心して見られるヒューマンドラマでした!
大きな事件やド派手な展開を求めるよりも、人と人との関わりのなかで生まれる成長や希望を味わう作品。
SNSでは「賢い医師生活の弁護士版」と評されていましたが、まさにその通り。
友達に「おもしろいから絶対見て!」と推すタイプのドラマではないけれど、じんわりいい感じ。
イ・ジョンソクのファン同士なら「新しいドラマ見た?」「良かったよね〜」と盛り上がれること間違いなしです。
序盤の印象
序盤は、大きな事件に振り回されるよりも、日常と仕事の延長線にある弁護士たちの姿を描いていて、肩に力を入れずに見られます。
仕事仲間と食事を共にするシーンなど“生活の匂い”が漂うのも印象的で、私も思わず韓国料理を食べたくなりました!
少しまったり進むせいか、2話まで見たところでいったん離脱…その後、復活しました。
5人の個性が光る!人間味あふれるキャラクターたち
なんといっても5人のアソシエイト弁護士それぞれが魅力的で、バランスがいい。
- アン・ジュヒョン(イ・ジョンソク):弁護士歴9年。落ち着いた存在感で全体をまとめる軸。難しいことは彼に聞けば解決。
- カン・ヒジ(ムン・ガヨン):弁護士歴1年。真っ直ぐで一生懸命な新人。
- ぺ・ムンジョン(リュ・ヘヨン):弁護士歴8年。お酒とおしゃべりが大好きだが、仕事はきっちりこなす“実はできる人”。(髪型がかわいい♡)
- チョ・チャンウォン(カン・ユソク):弁護士歴4年。明るい性格で場を和ませつつ、真剣さとのギャップが魅力。
- ハ・サンギ(イム・ソンジェ):弁護士歴5年。堅実でまじめ。「弁護士のごはん」というブログを書いている。(前髪がおもしろい!!)
特に5人での食事シーンは、事件以上に見どころのひとつ。
仲間同士のやり取りから、それぞれの個性や関係性が自然に伝わってきます。
法の現場・日常描写のリアルさ
脚本が現役弁護士によるものなので、法律事務所の描写はリアルです。
とはいえ堅苦しい法律論争ではなく、弁護士としての葛藤や、人としてどう生きるかというテーマが随所に描かれているのが魅力。
法廷ドラマでありながら、どこか温かさを感じさせるところが、賢い医師生活を思わせるポイントなのだと思います。
個人的に響いたシーン・要注目エピソード
『瑞草洞<ソチョドン>』では、さまざまな事件の裁判が取り上げられます。
中でも特に印象に残ったのは、弟を介護していた女性が追い詰められ、弟を殺めてしまう事件の裁判。
法廷では「罪」として裁かれる一方で、その背景にある苦しみや悲しみも丁寧に描かれていて、思わず涙が出そうになりました。
キャラクターたちは、他にもさまざまな裁判を通して、人生の次のフェーズに向けて決意を固め、一歩を踏み出していきます。
そんな成長していく姿に共感し応援せずにはいられない熱い気持ちが湧いてきました。
ちょっと気になった点
ジュヒョンとヒジの関係性は、もう少し描写が欲しかったかも。
衝突しながら関係が深まっていく描写があれば、さらに感情移入できたように感じます。
ここは人によって、少し物足りなさを感じるかもしれません。
4.まとめ どんな人におすすめか
- 派手な展開よりも、弁護士たちの等身大の姿や人間関係をじっくり楽しみたい人
- 仕事やキャリアの転機に立っている人
- イ・ジョンソクやムン・ガヨンなどキャストのファン
- 「賢い医師生活」のような群像劇が好きな人
全体として、安心して見られ、希望も感じられる作品です。
韓国のリアルな弁護士ライフと、人間ドラマの両方をじっくり味わいたい方におすすめです。