SNSなどで好評の「未知のソウル」がずっと気になっていました。
パク・ボヨンもパク・ジニョンもそれほど惹かれる俳優ではなかったため、見るのをためらっていたのです。(単に好みの問題)
でも、9月の3連休。時間もあるし、重い腰を上げて見てみよう。まずは1話、見てみよう。
「未知のソウル」とは?あらすじ(ネタバレなし)

顔はそっくりなのに性格も人生も真逆の双子の姉妹が、大きな危機を乗り越えるため、互いのふりをして生きることに。
元陸上選手の自由奔放な妹ユ・ミジと、エリートキャリアウーマンの姉ユ・ミレは、それぞれの現実の厳しさに直面する中で、入れ替わりを経験し、愛と人生の意味を見いだしていく。
作品情報
- タイトル:未知のソウル(原題:미지의 서울)
- ジャンル:ロマンス、成長、ヒューマン
- 放送期間:2025年5月24日~6月29日
- チャンネル:tvN
- 配信:Netflix
- 全12話
- 監督:パク・シヌ(「嫉妬の化身」「サイコだけど大丈夫」)
- 脚本:イガン(「五月の青春」)
- 主な出演者:パク・ボヨン(双子役)、パク・ジニョン、リュ・ギョンス
結論(観るのを迷っている方へ)
見て正解!
3連休で一気見したし、友達にもおすすめできる!
好き嫌いは分かれるかもしれないけど、見るのを迷っている人は、まず見てみて損はしない。
早速ネタバレ無しで感想いきます!
序盤は「静かなる名作」。地味に感じる物語に隠された魅力とは?
正直、10話まではドキドキ感なし。
双子が入れ替わるという面白い設定なのに、バレるかも?というドキドキシーンはそんなに多くないからかな。
ミジとスホの恋の進展もゆっくりで胸キュンもどちらかというと少なめ。
ただ、韓ドラあるあるのドラマのラストシーン、クリフハンガーのせいで、続きが気になり「途中でリタイアか…」と思いながらも次々と見進めて行くことに。
物語は派手な展開よりも登場人物を、過去の出来事から今に至るまで、丁寧に描いているので、とてもスローに感じました。
そんなわけで、3話、4話…と進んでいくと、ミレの職場での出来事や、ミジと母親、母親と祖母、スホと母親、複雑な親子関係が明らかになり、徐々に登場人物たちの行動に切なさと説得力が増していきます。
特に、キム・ロサのエピソードは印象的。
ロサおばあちゃん役のウォン・ミギョンの演技は本当にステキで、この作品で初めて知りましたが一気にファンになりました。
本当に表情が素晴らしい!
スホの母親(キム・ソニョン)の話も何気に泣ける。
感動の転換点!11話で心を掴まれる瞬間
そして、11話目でついに号泣!
ミジとスホのやり取りに心を揺さぶられ、涙が止まらないー。
二人の感情がぶつかり合うシーンは圧巻で、それまでの物語がすべてこの瞬間に収束していくようでした。
お互い理解し合えているからこそつらいんだ。。。涙
主役を食う!? 脇役たちの深い物語と名演技
さっきも書いたように、このドラマは脇役たちの物語もドラマに深みを与えています。
ミレといちご畑の農場主ハン・セジンとの心温まる交流にも癒やされます。
ハン・セジン役を演じたリュ・ギョンスは独特な存在感で、作品のアクセントになっていました。
個人的にはパク・ジニョンが最高!演技の深みにハマる
主演のパク・ボヨンは一人二役(4役?)を演じ分け、その演技力は高く評価されています。
ただ、個人的にはスホ役のパク・ジニョンの演技がよかった〜!!!
以前観た『ユミの細胞たち』(Amazonプライムビデオ配信中)のバビ役よりもこっちの方が絶対はまり役。
演技がずっと自然で深みがあり、作品全体を支える大きな柱になっていたと思います!
総評|大人におすすめできるヒューマンドラマ
「未知のソウル」は、全12話という短さを感じさせないほど濃密で、キャラクターの成長と感情の揺れがじっくり描かれています。
全体的に少しゆっくりと感じましたが、ラストは涙なしでは見られない展開が続き、最終話までしっかり心を掴まれました。
こんな人におすすめ!
- じっくりと人物の内面を描くドラマが好き
- 派手なロマンスよりも、じんわりと心温まる人間ドラマを求めている
- 日常のささやかな幸せや、登場人物の成長に感動したい
- 12話完結のドラマで、一気見できる作品を探している人
「私の解放日誌」「マイディアミスター」「5月の青春」「卒業」に似た雰囲気のドラマで、大人におすすめのヒューマンドラマです。
見ようか迷っている人がいたら、まずは観たほうがいいと思いますよ!
まとめ
「未知のソウル」は、派手さよりも“心の奥”に触れるドラマ。
序盤は地味と感じるかもしれませんが、11話以降の感情の爆発と、ミジやミレ、スホら登場人物の痛みと希望の交錯がきっと心に残ります。
私も余韻から冷めぬまま感想を綴りました!