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【韓ドラ豆知識】時代劇にも間接広告ってあるの?気になって調べてみた!

韓国ドラマ

韓国ドラマを見ていると、やたらと目にするコーヒーキャンディ「KOPIKO」やSUBWAYの看板。

これぞ韓ドラの“あるある”とも言える間接広告(PPL)ですよね。

👉 【韓ドラあるある】この飴、見たことある?ドラマによく出る「KOPIKO」とは?

でも、ふと疑問に思いませんか?

時代劇にも、こういうPPLってあるの?

スマホもコーヒーショップもない時代の話。

舞台が朝鮮王朝時代など“昔の世界”だから、さすがに実際の商品を登場させるわけにはいきませんよね。

そこで今回は、韓国時代劇の間接広告(PPL)がどう扱われているのかを調べてみました。

結論:時代劇にも“間接広告”はある。ただし「形」が違う!

よーく見れば、ちゃんと“間接広告”が潜んでいました。

現代劇のPPLが「商品を見せてブランドを宣伝する」のに対して、時代劇のPPLはもっと文化的・間接的な形で登場します。

つまり――

「モノ」ではなく「文化そのもの」を広告している、ということ

それが韓国時代劇のPPLの特徴なんです。

■ たとえばどんな形?

① 韓服(伝統衣装)

韓国時代劇の醍醐味のひとつが、色彩豊かで繊細な韓服(ハンボク)の美しさ。

近年では『赤い袖先』『麗〈レイ〉~花萌ゆる8人の皇子たち~』『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』など、衣装の完成度が国内外で大きな話題になりました。

特に『赤い袖先』では、王妃や女官の衣装に用いられた上品な色合いと刺繍模様が再現性の高さで注目を集め、伝統工芸としての韓服への関心を高めるきっかけに。

また『麗』のように、史実と空想を織り交ぜた世界観の中でファンタジックにアレンジされた衣装も人気を呼びました。

実はこうした衣装の多くは、伝統工芸の職人や工房が制作協力しているケースがあります。

たとえば、王妃が身につける簪(かんざし/ビニョ)や装身具などは、実際の工芸品ブランドが関わっており、放送後にその工房の製品が海外から注目され、販売につながることもあるとのこと。

華やかなドラマの世界を通じて、“韓服を身近に感じる”という間接的な文化PRの役割も果たしているのです。

私も時代劇の韓服に憧れて、韓国旅行では韓服をレンタル着用して景福宮(キョンボックン)を観光しました!

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「ドラマで見たあの衣装、着てみたい!」と思うのは、まさにPPLの効果かもしれません。

「日本で手軽に韓服を体験したい」という方のために、おすすめのレンタル情報をチェックしてみました!

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② 宮廷料理や食文化

『宮廷女官チャングムの誓い』や『暴君のシェフ』のように、料理が重要なテーマになるドラマでは、韓食研究所や料理専門家が監修するケースが多くあります。

特定の商品を見せるわけではありませんが、「韓国料理=美しく健康的」というイメージを世界に広める役割を果たしています。

『宮廷女官チャングムの誓い』韓国料理そのものが文化PPL

韓国時代劇を語るうえで欠かせない名作。

王宮料理人として成長する女性・チャングム(イ・ヨンエ)の物語は、料理の調理法、器の使い方、宮廷食文化などが細かく描かれています。

この作品を通じて、「韓食(ハンシク)」=世界が注目する健康食として広まったと言われるほどの影響力でした。

韓国政府が観光PRに活用し、撮影地・慶州や昌徳宮は今でも“ドラマの聖地”として人気です。

『暴君のシェフ』伝統料理を通じて“韓食文化”を再発信

2025年の注目作。

現代のシェフ(ユナ)が朝鮮王朝時代にタイムスリップし、冷酷な暴君として知られる王イ・ホン(イ・チェミン)と出会うーという物語。

持ち前の料理の腕と現代の知識を活かして王の舌を魅了し、宮廷での生き残りをかけた料理で彼に立ち向かっていく本当に面白いドラマでした!

👉 【韓国ドラマ感想】「暴君のシェフ」レビュー!おもしろかった!最後の余白は…人それぞれ?

伝統的な宮廷料理だけでなく、庶民の食卓や市場の風景まで再現され、“食を通して心をつなぐ”というテーマが国境を越えて共感を呼びました。

料理監修には実際のホテルシェフや料理研究家が多数参加しており、調理法や器の使い方まで本格的。

一見フィクションの世界のようでいて、実際には伝統料理や韓食文化をリアルに再現することで、“食の韓流”を再び世界に発信するきっかけとなりました。

ドラマを見ると思わず韓国料理を食べたくなるのもPPL効果?!それともただの食欲旺盛か…笑)

③ ロケ地・建築

『還魂』(出演:イ・ジェウク、チョン・ソミン)や『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』(出演:キム・ソヒョン、ナ・イヌ)のような作品では、実際の寺院や文化遺産で撮影されることが多く、観光PRの役割を担っています。

放送後にはそのロケ地が観光地化し、自治体の公式ツアーに組み込まれることも。

例えば『還魂』では、架空の国“テホ国”を舞台にしたファンタジー時代劇。

史実ではなく完全な創作世界ですが、撮影地の多くが慶尚北道や済州島の実在のロケ地で、放送後に観光地化されました。

CGと伝統建築を融合した独自の美術も高く評価され、「ロケツーリズム」的なPPLとして成功しています。

Netflixの世界配信によって、“韓国の自然美”が世界中に届いた形で、地域そのものを宣伝する形のPPLです。

また韓国旅行に行きたくなる〜

 

■ 現代劇とのちがいをまとめると…

種類現代劇のPPL時代劇のPPL
主な目的商品やブランドの宣伝文化・観光・伝統のPR
見せ方セリフ・看板・小道具で露出衣装・食・建築などの世界観で表現
スポンサー企業(飲料・化粧品・飲食店など)文化庁・観光公社・伝統ブランドなど
効果売上・知名度UP国や地域のブランド力UP

■ なぜこの方法が重視されるの?

時代劇では“没入感”が命。

少しでも現代的な要素を入れると、世界観が壊れてしまいます。

そのため、制作陣は視聴者に違和感を与えずにスポンサー要素を盛り込む工夫をしています。

結果的に、PPLがより芸術的で文化的な形へと進化したようです。

たとえば――

  • 衣装デザインで伝統文化を現代風に再解釈
  • 宮廷の装飾品を実在の工房が制作し、展示や販売につなげる
  • ドラマ放送後に「ロケ地マップ」や「韓服体験ツアー」が企画される

これらはすべて、韓国のコンテンツ産業が「文化を輸出する手段」としてドラマを活用している好例ですね。

まとめ:時代劇のPPLは“文化そのもの”の広告

「時代劇にはPPLがないんじゃないか」と思ってしまいそうですが、実際には韓国の伝統・美意識・観光を世界に発信する“静かな広告”が存在しました。

それは商品を売るための宣伝ではなく、“韓国という国のブランド”を育てるための広告。

さすが、国をあげてK-POPやK-Dramaを推しているだけありますね。

次に時代劇を観るときは、「この衣装の模様や、あの料理の盛りつけにも意味があるかも?」と少しだけ視点を変えてみると、また違った面白さが見えてきますよ。